安曇もか『Rapheal』
この作家のコミクスは初めて購入したような気がする。
表題作はヴァンプ×バイオリニスト。その後日談みたようなのと、あと他には歴史ものとかの短編集。
絵がキレイでよろしいのだが、どうもお話があまりにさらっと流れてしまい、深まらない印象。キャラクタの掘り下げとかも不満。全体的にそんなかんじで、正直あまり印象に残らなかった。
設定やキレイな絵は好みなので、惜しいなあという感じ、なのは、個人的にはえすとえむとかにも通じることなんですが。
この作家のコミクスは初めて購入したような気がする。
表題作はヴァンプ×バイオリニスト。その後日談みたようなのと、あと他には歴史ものとかの短編集。
絵がキレイでよろしいのだが、どうもお話があまりにさらっと流れてしまい、深まらない印象。キャラクタの掘り下げとかも不満。全体的にそんなかんじで、正直あまり印象に残らなかった。
設定やキレイな絵は好みなので、惜しいなあという感じ、なのは、個人的にはえすとえむとかにも通じることなんですが。
いやなんだかやっぱり意外とかなりというかとても(笑、面白かった。
「セックスピストルズ」は、というか寿たらこは面白い設定や展開の作品がいっぱいあるのに、連載となると最後がいつもグダグダで、それはどうも飽きか照れのせいなんではないかと思っている。
オチまでグダらずに描けば、ほんとうに傑作をいっぱいかける人なんではないかと思うので、勿体無い気もする。『コンクリートガーデン』の「コンクリートガーデン」そして「クロックダウン」なんて、本当に素晴らしいBL作品(前者は微妙にBLではないけれど)であり且つSF作品なのだ。絶版だけど。
しかし中でも特に「ピストルズ」は、なんだかんだいいつつ結構純愛オチ(当社比)だからなのか最後がたいがいグダグダな気がするのです。最近絵がずっと荒れ気味(ご病気といううわさもあったような気もするけど)だし。でもわたしはたぶんどこまでもこの作家についていくので、仕方がない、と諦めムードでもあります。
が、今回の翼主×翼手編は、まとめて読んだらすごくよかった。本誌で見てたときはラストがやっぱり不満だったんだけど、コミクスで読んだらこのラストも結構いいじゃん、と思った。
今回、ラストがばっちり一夫多妻制(妻は男ばかりですが)なので、初読の時には、これはBL的にはどうなんだろう…って思ってしまったのですな。シークものBLとしては珍しいことに、アラブ設定をきっちり活かしている、とも言えるんだけど(笑。あと、いろんな細部を連載では読み取れてなかった。
で、まとめて読み直したら、結構セスがいっぱいいっぱいで本気なんだな~と感じられたし、若葉もダメダメだった過去から一足飛びにセスとラブラブ幸せ、になるんではなくって、少しずつ自分自身も成長して幸せになっていく、というような展開がしっかり読み取れて、これはこれでアリというか、いいラストだなあ、と思った。その中で若葉のお父さんの話とかもしっかり活きてたし、よかった。
というか正直、翼翼編はピストルズの中でもかなり好きなエピになった。
まあラストまでしっかり書ききってくれた(当社比)のもよかったけど、BL読者には絶対拒絶されるであろう一夫多妻をはっきり書いちゃえる(それを書くのがよいことかわるいことかは別にして)のは、そしてそれがなんとなく受け入れちゃえる(受け入れられない人もいるかもですが)のは、斑類というとっぴなSF設定の功名である気がする。セスがシークというだけではなくて、重種である上にレッドスピーシーズなんじゃあしょうがないか、って。そういうこともあって、この作家はやっぱりSF的な要素が面白いなあとわたしとしては思う。
しかしとはいえ、なんだか物足りなーいのも本音なので、セス若葉後日談とか読みたかったなあ。ラブラブなお話を!あとサラと若葉がうちとけちゃうご都合な話とかも(この作者はそういうのは書かなさそうだけど。
他には、ノリりんたちの話からセス若葉の話への繋げ方とかもよかった。冒頭の「これはオレの子だ!」「最初から期待していない」というわけのわからない対話の意味が、最後に判るんですな。いいなあこういうの。
ただクニマサとノリりんはなんかもう作者が飽きているのか、ネタ的にも絵的にも枯れ気味になってきてしまった気がして残念。
ところでヨネクニはまだ委員長のこと好きって伝えてなかったのか。ビックリだ(笑。王将がんばれ。この三人の話まる一話くらい読みたいなあ。いいんちょは「金髪碧眼重種の美形」がすきなのか、と言われたらそういえばそうかも、という気も…(笑
翼翼編にもどると、ナガモチって若葉のこと好きだったのかなんなのか。不思議なキャラだった。あの電波兄貴系キャラ(笑)が好きなので、再登場してほしいけれど、ナガモチ主役の話は読みたくないかも。彼はヘテロのままでいて欲しい気もする。
あと連載の時からよくわからなかったのだが、なぜサラがアンドロジーナスにならなければならなかったのか。一族に女性はいないの?
やはり絵は今回も荒れているのだけれど、翼主や翼手という普段にない設定の魂源な人たちだったので、絵的に面白くてよかった。セスの片翼が畸形だとかいう設定もいいし、セスが飛んでいるシーンとかおもしろい。
しかし若葉のアゴヒゲは何故なんだろう!カワイクない!カワイクなくしたかったんだろうなあ。
表紙はヒデクニ。はじめて表紙が、いい人、だっ。
ご存知のように(?)毎月10日はリブレの新刊と海王社の新刊が出る日なので、たいがい何かは購入するのですが、たまにどれもこれも食指が動かない月もあって、そんな月はなんだか幸先が悪いような気分になってしまいます。
まあ、何冊も買ってどれもこれも始球式(数字板参照:あまりのダメさに購入後すぐに古書店に売却すること)だった場合、もっと幸先が悪いですけどね。
忘れもしない、ファインダーのケージ発売の月なんて(略。
あ、ちなみにセックスピストルズの5巻がどこにも見当たりません。また売り切れか。都内で捜してきます。
鹿乃しうこはコミクスを買うのはもしかして初めてだろうか。
しかしいまだに鹿乃しうこのBL界での位置づけがよくわからない…人気作家なのか、超人気作家なのか、ライトユーザに人気なのか、コア層に人気なのか…。
そして、いまだにこの絵がうまいのかうまくないのかよくわからない。結構デッサンがアブナイ…隣り合っている二人の顔の大きさが違ったりも…しかし萌え絵というか漫画絵的には一般受けする絵なのかも、って気もする。
しかしとりあえずわたしはこのドカタの受けのビジュアルが好きでねえ。困ったようなネコ目って最高です(しかしよく考えてみると現実にそんなビジュアルの人間男でも女でも見たことがないような気も
建築士×ドカタ。
例のホスト×ドカタシリーズの脇CP編ということらしいのだが、本編はなんだかややこしそうで(とかいうとあたしものすごいバカみたいですが実際そうなのかもしれない)読んでない。
攻めがダメダメでアホでよろしい。
今更ですがダメというのはヘタレでダメ人間のことなんだけど、いわゆるヘタレ攻めのことではなくって、アグレッシブなヘタレというか。傲慢とか浮気性とか受けに迷惑が掛かる系のヘタレなんですな。こうして書いてみるとなんてイヤな人間なんだろう。実際に居たら絶対かかわりたくないね。
建築士はとりあえず汚部屋、いい男好き、子ども嫌い、自分勝手、とダメ攻めのポインツをいろいろ抑えているんだけど、でもなんか一貫性がないというか、毎回違う感じ。
でも受けがカワイイからいいんです(笑。ビジュアルもかわいいし、ダメ男にすぐひっかかっちゃうダメ受けで、腕力は強いし。
だから攻めは、よくわからなくてもとりあえずダメならいいやって感じ(笑、自分で書いててなんだそれ。
板前×マネジャー?
支店からきた板さんに口説かれる日々。
ていうか板前は長髪でもへらへらでも別にいいけど、タバコはだめだろう…。
ていうかわんこ攻めはやっぱダメだこの作家。
あとマネジャーは丁寧語メガネなのに希に素が出るとぞんざいな言葉遣いで、しかもその態度がなんかちまちましているのですごくダメ。
この作家は結構好印象だった気がしたのだが、傲慢ノンケがあたしのツボすぎただけだったか。
タイトルがなんだか「オアシス!」セッコ。
ところでおお振りの感想は絵を描く暇がないので、早くても明日になります。
ファーストコミックスでしょうか。
誰かと思ったらあの絵師さんか。
天使のような容貌のお子様とか主治医とか執事とかメイドさんたちとかナニーとか。えせヴィクトリアンだそうですが、お話も考証も雰囲気もゆるゆるで雰囲気が楽しめればそれなりに面白い。あたしはみんな同じ顔のメイドさんたちがいっぱいいてかわいくて楽しかった(笑
坊ちゃまのキャラとかはたんにワガママでお子様なので特に目新しい見所はなし。主治医もなんか性格づけがあいまいというか、シリーズを続けるにあたっていろんなブレが出てきてる感じでどんな人なんだか結局よくわからんかった。
萌とかはあんまりありません。
絵がわたしのあまり好きではないゆるゆる系で、かなり時間を掛けて書いているようなので顔もしょっちゅう変わっちゃうんだけれど、割合印象はわるくなかった。
しかし何より、発行年月日が来年一月になってて、いつもながらちょっとサバよみすぎ徳間書店。
ハテナボーイズの花音移籍&挑発購入以来、非常に萎えてもう東城麻美は新刊では買うまい、と思っていたんだけれど。
これは結構よかった。
しかし、冒頭のあたりは結構古い漫画みたいなので、面白く感じたのもそのせいかも。前の絵の方が好きだし。最初のほうは特に、以前の東城麻美らしい設定(闇をかかえた少年&熱血イイ奴少年というベタコンビ)だなあって感じだったし。
しかしドSな受けの兄とか、その同僚の麻酔医とかがどう動くのかで、結構面白くなりそう。本誌ではどうなっているんだろう。麻酔医が攻めの少年にちょっかい出す展開がいいな。でも攻めは犯人じゃないといいな。
というか、外科医と麻酔医っていつからはやってるんですかね。こいでみえこと春原いずみの漫画でもあったよね。
やくもさんはなんでiPODいっぱいもってるんだろう。
そんな風に考えていた時期が俺にもありました(すみません。
iPODshuffle買おうかなあ。
また買ってしまった。
しかもまた後悔。
表題作の漫研でBL漫画を書く話とか、設定は秀逸なんだよなあ。
漫研らしく(?)メガネ×メガネだし。
なのになんでこんなにつまんないかなあ。
ギャグのつきぬけが全然足りないとか、ありきたりな展開を王道にまでもってけてないとか、小奇麗だけど特に特徴のない絵とか、なんかいろいろ実は薄味なのかなあ。
オタク青年と造型師ものとかも、ぜんぜんつっこみも描写もたりない。
メガネはうまいんだが。
しかし学園祭のコスプレカフェは、ああ攻めが女装だと思った。
あと顔が凶悪なわんこ攻めは結構面白かった。
そういう目の付け所は結構いい(というかわたしのツボに近い)と思うんだけど、どうにも何を書いても薄味な気がしてもったいないなあと思う。もう新刊では買わない。
メガネはうまいんだが。
いろいろ考えたんですが、一日一エントリーという規制(が実はあったんですよ)はしばらく撤廃します。なるべくリアルタイムで読んだものを更新するようにしたいです。課長は昨日読んだお。
コイモモの小説でクロイツェルを使ったので、借りに行こうと思ってたら、今ラジオで丁度流れてる。ワーイ。
最後の最後まで、表紙からしてもうおかしい。
しかしなんだかなあ、正直あんまり心に残らない作品だったなあ。ギャグだからじゃなくってね。そこそこ楽しく読んだし、結局コミックス全部新刊で買っちゃったけど。わたしにとってはわりとどうでもいい漫画だったなあという感じ。
なんかね、キャラの一貫性のなさとか、キャラが微妙に活かしきれてないというか、いろんなキャラが出てくるのに微妙に読みたい話からはずれてるとか。そんな感じ。具体的にどこがどうとはめんどくさくて書かないけど。
シリアスものや他のシリーズも読んで思ったことだけど、この作家は一見わりと筋しっかりつくってるように見えつつ、どうもヤマの盛り上げ方や展開の仕方がうまくない気がする。
課長も、課長原田は最後にヤマがあったけど、なんか盛り上がり不足な気がしたし、ママと要先生やママ兄とかの話もなんとなく消化不良。
そんなわけで、ちょっと不満だけどでもまあいいか、って思ったので、どうでもよかった作品なのかもしんないなあと思った。
こっぱずかしくて笑えて、犬スタイル二巻。
なんかライトな愛にあふれてて、どんどんいい作品になってきたなあ。
だからマヨイガもライトな愛にあふれるのさ(なんか「スウェディッシュポップ」ぽくない?笑、サバト、じゃなかったフェスに向かうクラウザーさんを見たよ。
最近本誌なんかでミキティのテル萌え路線にのっとって楽しんでたので、柏兄とキスしてるミキティに一瞬浮気もの!とか思いました。そいえばそんなこともあったんでしたね。随分以前のことだから忘れてた。あのころはまだビブロスだったんだなあ。
それにつけても、柏兄とのキス後のテルへの移行の早さに改めてびっくりしたわけで。
でもむしろリアルというか、それもいい。あっという間に小犬になごまされるというのは、むしろいいかもしれんと思った。小犬ナデナデしてなごんで、なんか変なカレーみたいの(あれ結局なんなんだ?)食べて、Tシャツ借りて、勝手に「飼い主」登録して、うざい電話して(笑、打ち明け話にへこんで。その間もう柏兄のこと忘れてたんだろうミキティ。犬スタイルはミキティが柏兄を忘れるにも、テルにのめり込むにも、テルがミキティにのめり込むにも、くどくどしいきっかけや告白は要らなくって、アホなやりとりたくさんして、たまにちょっと恥ずかしい決めゼリフ言って、無駄にラブラブしてたらいいよ!
絵は随分慣れてきたというか、やはり犬スタイルは最初からこの絵で読んでるし、違和感ない。と思うんだが、どうも最後の犬は漢字知らない話のあたりとか、昔の絵っぽい気もする。あんな感じの絵で定着してくれるといい…というかあんな感じのもうちょっと硬い絵でリカを…。
思うんだがテルの身長が小犬な時とフツウな時があって、テルも巨人な時とフツウな時があって、どうも身長差がうまく絵に活かされてないというか、はっきり言ってパースとかへんに見えてしまってなあ。テルを先にフツウな大きさで書いちゃうと、ミキティが大きくなりすぎちゃったりするのかなあ。この二人の身長差はこの話のミソなのに、いっしょに居るコマのデッサンがおかしくなっちゃっててもったいないのだ。基本的にはデッサンがダメな人ではないと思うんだが…。
それにしてもミキティの乙女顔が非常にキモくて好きだ。
あ、人妻はアレがキモいけど昔の絵っぽいと思った。恋が僕らをとかリカとかの頃の女性絵によく似てる。
口絵のカラーインク?これ雑誌で見のがしてたかなあ。CGよりインクの方がやっぱり好きだなあ。
なんだかんだ書きつつ、正直やはり以前の絵のほうが好きみたい…。
そしてわたし的に本仁戻は、BL漫画の中では数少ない「言葉でおぉっと思わせてくれる作家」なのだが、犬スタイルではそれがほぼイコール決めゼリフで、そしてかなり故意犯的に(おそらく)こっぱずかしいものになってるので、犬スタイルは本仁のカコイイ言葉づかいにしびれつつ、恥ずかしさに悶えるという一石二鳥(笑)なんですな。「○○どころの(@デスレコード社長)」セリフやモノローグまんさい。
二巻だと本誌の時からみょうに心の琴線にふれまくった「俺は今日楽しかったよ」のとことか(あれすごい好きなんだよね。
あと、アレの代替語はこれまでにもいろんな作家によって非常に沢山発明されましたが、「カッコイイの」は恥ずかしくもまじめに随分カッコイイと思います(←の指示内容が気になる方は、は本編を読んでね。
野球部の先輩後輩CP未満…というかずっと冬だからオフシーズンなのね…。
ボールみがいたりたまに打ったり走ったり。
野球漫画にしては斬新な時間設定かもしんないけど、BLとしてはなるほど活かせる時期ですな。と、変なとこで感心した(笑。
受け(暫定)の後輩が眉毛げじげじの坊主のすごいかわいくない絵ヅラで、それにモエモエする先輩がよかった。ふんいきもよい。
しかししっかりくっついて終わってないので、ちょっと消化不良というか、いや別にどうこうして欲しいとかではなくて(笑、二人とも結局それって恋愛感情なのかどうかよくわからないままというか。
京山あつきの絵は最近妙に足が細いのが少しなんだかなあという感じ。