文川じみ『あさってにキス』
転校を機にオタクを隠してリア充デビューした受けが、怖がられている留年生と親しくなって。
面白いし良かったんだけど、オタクを隠してリア充ぶろうとしている受けが時々痛々しい。攻めはオタクでも気にしない、頑張っている自分も自分、という展開なので、リア充ぶろうとしていた必死さがなんか空回りというか、良くも悪くも評価されていないからかな。攻めが受けを好きになった理由が、かわいい以外にもう少し書かれていれば相殺されたのではという気がする。
転校を機にオタクを隠してリア充デビューした受けが、怖がられている留年生と親しくなって。
面白いし良かったんだけど、オタクを隠してリア充ぶろうとしている受けが時々痛々しい。攻めはオタクでも気にしない、頑張っている自分も自分、という展開なので、リア充ぶろうとしていた必死さがなんか空回りというか、良くも悪くも評価されていないからかな。攻めが受けを好きになった理由が、かわいい以外にもう少し書かれていれば相殺されたのではという気がする。
仕事も人間関係もうまくいかずSNSで愚痴りまくりのフツメン…陰キャ?が、親切なコメントくれるフォロワーと会ったらイケメン俳優で。
…なんか、すごく痛い…見てられない感じ。陰キャは愚痴っぷりとかマイナス思考とか、かなり友だちになりたくない感じ。俳優は俳優でイケメン俳優の一挙一動に動揺する陰キャに笑いをこらえたり、まあ気持ちはわかるけどでもなあ、という感じ。二人ともそこから成長した、んだろうけど、その過程でのお互いの試し行為みたいな、こうしたら反応くれるかな?みたいな行動とかもいたたまれない。悪い意味で現実にありそう、居そうな展開と二人で、面白い面白くないの前に、見ていてしんどい。
糸目のAVスカウトマンと警察官の続き。
2が出たーと思ったらまだ続くようで、すごく気になるところで切れている…!
攻めが某破天荒落語家さんのイメージである。
顔の怖い新入生がさわやか天然かわいい弓道部の先輩に恋。
もう少し表題作を読みたかった。先輩サイドの心情をもう少し書いてほしかった。
素敵な攻め様を育成する管理局の落ちこぼれが、自身が素敵な攻め様な同僚に張り合いつついろんなCPを作ろうとしてうまくいかない話。
アホ設定は面白いけどいまいち活かしきれてないしはじけていない感じで少々残念。ポケモンバトルみたいな手持ちの攻めバトルとかちょっと面白かったけど、どうせなら手持ちの攻め同士で口説きあえばいいのにと思った。そしてこういうきわもの設定だと恋愛面はどうしても手薄になりがちだし、今作もやはりいまひとつだった。
攻め様っていい方が今風に感じるので自分も年をとったと思う…。
番長代理の美人が、北から各地の番長を倒しながらやってきた転校生にキスされまして。
絵が綺麗でお話も面白く、シュールギャグっぽさもあり素晴らしい。二人プラス美人の憧れの番長など、皆魅力的だし三角関係的な恋愛もしっかり書かれている。
Kindle Ultimated。
大学の映研の後輩に好意を寄せられつつ、幼い頃のトラウマで前向きになれない受けが、後輩と一緒にその元となった洋館を訪ねてみる。
受けが長年気に病んでいたことがあっさりひっくり返されて、あーよかった、ってなっているのがなんだか納得できない。辛かっただろうに、考え違いで良かったね、でいいのかな。
Kindle Ultimated。
自分の能力に自信がない華道の時期家元が、部屋の鏡から花の咲き乱れる異世界に行って王子様に出会う。
二人の名前が同じ由来なのと、そのせいもあってか家元が妙な名前で呼ばれているのが気になった。
顔が怖い猛虎くんがかわいい男子と知り合って。
あらすじのままという感じで、あまり印象に残らなかった。
高校の時の同級生で駆け出しの舞台俳優に貢ぐため、同居してAV出てお金作ってる受け。AVで共演した写真家志望の子が好きになってくれたけど…。
以下ネタバレぎみです。
…すっきりしない!
写真家志望の子はなんでAV出たんだっけ…。
俳優は受けには感謝してて好きでもあるっぽい?でも恋人にはなれない?ということなのか。あの金遣いのあらさ(受けのお金)とか女の子連れ込んで受けを裸で放り出したことの説明や弁明にはならないよね?あと、高校の頃はもう少し普通っぽい人だったのに、なんでこんな非道になってんの。受けに見限らせるためとか、なんかもう少し説明や理由が欲しかった。
受けは結局俳優の顔が一番好きということは最後まで変わらず、かといって顔だけが好みなだけで、攻めのことを本当に好きになった、という感じもしない。
作者の伝えたい内容とはかけ離れて理解してしまっている可能性もあるけど、その場合もやっぱり説明不足ということだと思う。ということですっきりしなかった。