亜樹良のりかず・橘かおる『ネオアルカディア~闇に咲く虹』
プラチナ文庫リニューアル記念小冊子・スペシャルエディションがあたりましたv11作品116P中、文庫を読んでた作品は、つる草の封淫、愛よ灰にかえれ、幸せのデセール、恋の依頼(途中までだけど)、匣男。うーん、他の読んだことない作品も気になってしまう(笑。模範的な読者なんじゃないかな…(笑
ところでなぜかここのところ、PNがカタカナかひらがなの作家ばかりだなあ、と…。
天上の光の世界と、地上と地下の闇の世界があって、地上にも光のさす国をつくりたいとかゆって、光の世界の王は虹の御子を冥王の元に交渉にやるのですが、ふたりとも一目惚れでして。
お話自体も特に面白みがないのだけれど、なにしろファンタジーなのに設定がグダグダでつらい。光の王が地上を得ようとする確とした根拠もないのになんか光というだけで正しいことしてるっぽい描写はどうなんだ。帝国主義の正当化ではないのか(笑。光の世界と闇の世界の間に黄泉の国が出来たのも唐突だったが、その扱いも適当すぎはしないか。
それに、ベタファンタジー設定なら、魅力的なキャラクターでひっぱってくれないと厳しい…。冥王も御子も地味すぎるので、途中で飽きてきてしまった…。