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[ 読書/BLコミック ]

日高ショーコ『嵐のあと』


 『シグナル』のノンケ先輩リーマンに失恋したメガネのはなし。
 インテリアコーディネート会社のメガネ社長とノンケの不動産会社社員。

 イケメンメガネのせいなのか、ノンケのベタ黒髪がときどき弱った顔して寛末を思いだすからか、なぜか『美しいこと』がかぶってくる。このノンケは寛末とはちがって、そこそこ健全で怒ったりもするすごくふつうのひとなんだけど。
 しかし、ノンケがいきなりネコになれるものなんですかね。それまでの描写から、なんとなくそこまではしないか、もしくはタチだったメガネがネコになるんではと思っていたので、驚いた。

 メガネは未来についてはあんまし期待してなくって、微妙なハッピーエンドなのだが、そのあたりはべつにリアルなわけではなくって、むしろノンケのいってたゲイのあんたらと自分の気持ち、どうちがうって言えるの?という問いかけの、ある程度の正当性と甘ちゃんさとをきわだたせてくれてる気がする。…なんだかあたしは説明がうまくないですね(笑

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