あじみね朔生『この恋は秘密』
近代、インド人召使い×英国貴族青年。
エキゾチックなもの大好きな受けは、父の仕事についていったインドで一目惚れした攻めを連れ帰り召し使いにしたが、その件で父に勘当されている。
ご主人様は物珍しい自分をコレクションのひとつにしたいだけなのでしょう、とオリエンタリズムを感じてる攻めはなかなかBL的にも斬新でよかったのだが、それをつきくずすのが例によって受けの天真爛漫さだけ、というのがちょっとやはり物足りない。
なんかあじみね朔生のこういう天然受けは魅力が少ないのも問題なのだが、そのせいでなぜ攻めが受けを好きなのかがよくわからないのもちょっといまいちだ。『お気に召すまま』もそんな感じのCPだった気がする。