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[ オススメ 読書/BLコミック ]

ARUKU『明日屋商い繁盛』1、2

 妖怪?霊?が行き交う町で、家族を失い、親戚から譲り受けた古道具屋で、店にくっついてきたから傘お化けの付喪神と、時々来てくれるそっけない友人とに見守られつついろいろな事件に出会っていく。
 ARUKUが天才すぎて辛い!面白いという評判を知りつつなぜ今まで読まなかったのか(最近のはともかく、デビューの頃の作品は絵のハードルが高かったため手に取らずに来てしまった)とか、でもこれから旧作まとめて読めてラッキーとか、なんともいえない気分。
 この作品は、上述の不思議な雰囲気とちょっとオカルト気味な事件…だけでも十分魅力的なのに、最後の種明かしが素晴らしすぎてもう何も言えない。
 ひとつだけ難を言うなら、どの作品も後日談が欲しくなるのに、どうやらそういうのは描かない作家さんらしく、というかブログとか作家情報は今時珍しいくらいぜんぜんないっぽくて、読みたい気になるー。情報サイトも同人誌もやってらっしゃるみたいなのに、作家個人が見えてこなくてなんだか不思議。

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