木下けい子『灰かぶりコンプレックス』3
話が進んでいるような進んでいないような…。
カバー折返しの作者のコメントで、この攻めは一番盛っていると書かれていて、一瞬「さかっている」と読んで、そうだろうか…?と悩んでしまった。
話が進んでいるような進んでいないような…。
カバー折返しの作者のコメントで、この攻めは一番盛っていると書かれていて、一瞬「さかっている」と読んで、そうだろうか…?と悩んでしまった。
内容はタイトル通り。
…正直、タイトルが一番面白かった。オメガバース世界の滞在は予想より短めだった。かゆいところに手が届かないというか、こういうのでいいんだよ感がなかった(こういうのでいいんだよの反対ってなんていうんだろう…)印象。
マッチング会社のやり手イケメンが、対人恐怖症な絵本作家さんの婚活を手伝ううちに好きになってしまって。
悪くないけど、婚活エピソードが薄めだったかも。攻めはともかく、受けもわりとずっと婚活よりも攻め、という感じなので。
Kindle Ultimated。
大学生、尻フェチのモテ男に女に理想の尻がいなかったからと懇願されて。
ちょっと設定にいろいろ無理くり感はあった。
富豪なりの苦労をしょっている社長が、自社の時計ラインにバッチリ合う素人をモデルにしようとしたら、かわりに舐めさせてくれという。
ネタバレになるけど、攻めが実は引退した超有名人で…という設定で、なぜ広告うつまで問題にならなかったのかわからなすぎてこの会社大丈夫か。攻めが長いブランクの後復帰できるのも疑問。舐めるという要素はあんまし活きてない感じがするし、受けの富豪設定もふつーに社長でいいじゃんて感じだし、どうやら前作があるらしく攻めによく似たイケメンとかもよく出てくるし、なんかいろいろ詰め込まれてとっちらかってしまった印象だった。
タイトルと表紙がAVっぽい…。
会社の後輩に何度もアプローチされて、諦めるために一晩だけ付き合ってくださいということで温泉旅館につれられて。
過去の話が結構重要なんだけど、回想とかのカットインで語られていくのがちょっと訥々としていた印象。
ずっと好きだった中学の同級生と一緒に暮らせることになったので、経験豊富な人が好みらしい彼にあわせて遊んでるふりをしてみる。
悪くないんだけど、この設定と、はい誤解は解けました、というくらいしか展開がないので、もっと面白くなりそうなのに残念。受けが遊んでるふりをする、なんというか、いたいたしくもかわいい、共感性羞恥をあおってくるような展開がもっと読みたかった。
以前試し読みか何かで一話だけ読んで、よく意味がわからなかったんだけど、気になっていたのでコミクスで読んだ。
やたらメンヘラファンに突撃される若手俳優が、ファンから助けてくれたイケメンにマネージャーになってもらったら、実は重度のストーカーだった。
…やっぱり説明不足なのか、よくわからないところが多かった。受けはあまりイケメンに見えないのでもてる設定が説得力に欠ける。なぜ攻めだけは受け入れたのかわからない。攻めは過去に何か事件があって、そこから這い出すきっかけとなった受けに執着しているという設定だけど、どういう事件だったのかわからないのでいまいち拍子抜け。
知り合いに紹介されたMネコちゃんが、会社のいやな上司だったけど、意外にかわいい?
ありがちな設定ではあるけど面白かった。
黒鷲の続き。
アルキルが結構てひどいけど黒鷲が受け入れてるので、黒鷲は意外とアルキル好きなんだな…と思った。
あとがきにあるようにまだ解消されてない伏線があるし、シリーズ化っぽいので、続きも楽しみ。