雪野ツナコ『little bird☆little love』
バイクではねた鳥は鳥人でした。
あと、めずらしい黒い髪の薬師に助けてもらった少年が弟子入り。
どちらもショタっこですね。前者、現代人のお兄さんのほうはふつうにかっこよくてモテるのに女に興味がなくはねた鳥ばかり気にしているのがよく考えると都合がいいなあ。
薬師はちょっと黒そうな困ったような笑顔がステキです。
どちらもベタファンタジーですが、それぞれ短編というか断片的な印象で物足りない感じではあります。
バイクではねた鳥は鳥人でした。
あと、めずらしい黒い髪の薬師に助けてもらった少年が弟子入り。
どちらもショタっこですね。前者、現代人のお兄さんのほうはふつうにかっこよくてモテるのに女に興味がなくはねた鳥ばかり気にしているのがよく考えると都合がいいなあ。
薬師はちょっと黒そうな困ったような笑顔がステキです。
どちらもベタファンタジーですが、それぞれ短編というか断片的な印象で物足りない感じではあります。
父の会社を裏切った日系企業の社長の子息ということで、綾人をいじめてたサーシャ。しかし綾人父の会社がサーシャ父の会社を買収し、そのため学院に居られなくなりかけたサーシャに、綾人は自分の召使になれとせまり、愛憎いったりきたりな生活がはじまり云々。
いや、書き下ろしがあっても、やっぱり後日談が足りないのですが…(涙。なんだろう、これ。もしかして、後日談はさらに同人誌に続くとかなの?だとしたらちょっとショックだが…。
しかしこうまとめて読んでみると、サーシャは綾人いじめてた件については、もう少し反省してもいいんじゃ…と思った。綾人の復讐もずいぶんだけれど、でもそれだけのことをサーシャはしてしまっていたのでは…。綾人は鬼畜になりきれないあたり人間味があっていいのだけれど、いまひとつ一貫性がなくなってしまったようにも思う。サーシャに隠していたのは裏切りだけではなくて、サーシャへの気持ちも、みたいな描写があったように思うけれど、そのあたり(以前からのサーシャへの気持ち)があんまり丁寧に書かれなかったように思った。
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なんとなく変な気がしていたのだが、このタイトルでミッション系(とは言わないか、現地では)ではないのが、なんだか違和感があるのだ。
あとマヨイガを見返していて気づいたのだが、あたしは三巻を読んでいないのかもしれない…。
警官×ヤクザ。
下着ドロをつかまえてくれた警官に一目ぼれしたヤクザは、サングラスの下の素顔はとてもかわいかったのでした。
ある意味博愛主義で、あまり人に心動かされない警官が、世間知らずっぽくてかわいいヤクザを好きになるのはいいのだが…、あの、普通(普通って何だ)かわいいヤクザ攻めになるんじゃあないんですか…ね?あたしの常識は世間の非常識か…。
あと、あんまり人にのめりこまない感じの警官の性格設定もすごくいいんだけど、あんまり活きてない印象。ヤクザへのめろめろっぷりを、もっとはっきりぐっと来る感じ(抽象的だが)で書いてほしかった。
ちょっと前に読んだ。
遊び人の父は単身赴任中な四兄弟のもとにやってきた家政夫さんは、兄弟なのかもです。
合理主義っぽくて我関せずなリーマン長男に、ゲイで軽そうな在宅二男、冷めた高校生の三男に、元気な中学生四男。家政夫としてやってきた2と3の間の年齢なお兄さんは、マイペースで家事をこなして腕っ節も強く、最初は反発してた下二人もまきこまれたり懐柔されたりしていったり、ゲイ二男にくどかれたり。
家政夫男子は、前半は強くてかっこいい感じだったのだけれど、二男とのからみが増えるとだんだん受けっこ化してしまって、なんだかもったいなかった。あと次男とのCPはいいんだけど、なんで惹かれあったのかよくわかんなかった。次男とか、ゲイだし和風美青年に惚れるというのはわかるとしても、内面がよくわからない。ていうか、全体に恋愛面が物足りない。
でも恋愛面が物足りないのは、まさしくホームドラマに重きが置かれてるからで、家族はそれぞれ丁寧に描写されててみんな魅力的だし、話も面白かった。ただ丁寧ではあるけれどもっと読みたいという感じはあったので、もっと長期連載で書いてくれたらよかったのになあとは思う。そしたら恋愛面ももっと丁寧に描写されただろうし。
全体的には、高井戸あけみらしい、のんびりしつつところどころ細かく語られてる緩急ある感じというのか、ともあれ作者のファンにはオススメです。
表題作はアイドル×お笑い芸人。
画面の中の芸人さん=受けに近づきたくてアイドルになり、超人気が出た攻め。受けは格差に悩んで別れを切り出す。
…という設定で、ほぼわかれるとこからはじまるのはいいけれど、別れるまでの経緯を無理に5ページで書く必要はなかったのでは…。いきなりわかれて、あとから回想いれたほうが効果的だろうし、トップアイドルが芸人をくどくというおいしいシチュエーションをたった5Pで書いてしまうのももったいない。
そんなかんじで、なんというか万事場面のきりかえが唐突というか、あたしのテンポにあわない。前述の経緯をざっと書いちゃうあたりもそうなんだけど、書きたいシーンだけつなげた感じで、間のシーンはすごく簡単にすませている印象。お笑いコンビの面白そうな場面とかないし…。
絵もデッサンが崩れてるし平面的だしみづらい。顔はかわいいのだが。
内容にかんしてはわりとありきたりなのかな。だからか、難点を我慢して読みたい気にはなれなかった感じ。他の短編も同じく。
鬼畜攻めだらけっていうから期待してたのに…ただいじわるなだけって感じでした。
表題作は、兄になった母の再婚相手の息子の家に、新婚旅行中あずけられた高校生。足蹴にされて家事させられて、ちょっとえっちなことされたら好きになってしまうという受けは、いいのかそれで!そして攻めはただただいじわる傍若無人なだけで、自分ちから受けを遠ざけようとした理由はまあわかるのだが、さんざんこき使ってた理由はなんだ。そしてほんとに受けがすきなのか。
表題作以外もふくめ、なんかただ性格わるいだけの人が多く、あとなによりなぜ相手を好きになったのか、そもそもほんとうにすきなのかがわかりづらく、イライラするばかりでした。
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鬼畜に理由はなくてもいいのだろうが、最低限必要なのは愛だ、たぶん。ていうかそれ、BLには絶対必要なもので、BLってそこをクリアすればたいがいの設定や展開をうけいれるうつわなのだと思う。
高校生のひねくれ少年大家さんのうちにルームシェア。
元ヤン?ぽいが常識人×オタクなショタっ子アメリカ人留学生とか、天然ものな真面目青年×ゲイのホストとか。お話としてはそんなに目新しさはないかな、という感じ。後者ののほうが若干好みだった。
ていうか、BLじゃないのかもしれないが、大家さんのひねくれの理由のほうが面白かった。この一種奇妙な形態のルームシェアの理由とかがちゃんと書かれてたのはよかったし。
この作者の絵は口元がゆがんでいる?
猫がしゃべるし(笑、すごくすきなお話なんだけど、大学生編は引き伸ばしにかかっているような気がしてしまう。
たぶんそのせいもあって、成澤が何を考えているのかよくわからない。振一郎にべたべたしたかと思えばそっけないし…試したりしてずるいのはやはり成澤だと読者的にも思うと思うのだが…。
あと新キャラの黒そうな実は美形アテウマも、いまいち。奇をてらいすぎというか、これも引き延ばしのためのキャラにしか思えないというか。
振一郎は大人になってきて、絵ヅラ的にはよいCPになってきたが。
成澤は成澤成昭だからナルナルだったのか…今まで知らなかった…。
恒例行事でございます。
今期は豊作だったという印象があったのですが、そして上位はすぐに思いつく作品がいくつもあったのですが、下位は迷ったというかここにいれなかったものもふくめてだんごです。ていうかごらんのとおり、日高ショーコがツボすぎたかも。
高井戸あけみはいいなあ。このタイトルもいい。
表題作、友人と同居中のイケメンメガネ医大生×お隣さんリーマン。リーマンは同僚との微妙な関係もあってセクシャリティに迷い中で悩み夢遊病気味。雨の日に医大生を家に入れたらゲイでして。
攻めの加賀美がどこかで見たような…でも高井戸あけみってどこかでみたような顔多いし…でも名前にも覚えがあるし…と思ってたら、ああ!『プリンスチャーミング』のちょういい感じだったアテウマか!ていうかこのあとがき…ほんとは加賀美がプリチャで攻めの予定だったんですか…!どうりでアテウマにしてもいい感じすぎたと…ていうか攻めがイマイチだったと思ったわけですね…。えーウッソ、加賀美攻めでプリチャ読みたかったなあ…担当さんわかってないよー(涙。そして、そう気づいてしまうと、本作も物足りなくなってしまった…。
乙女イケメン課長の話は面白かったけど、乙女趣味がオチになっててもったいなかった。素直純粋な受けリーマンもありえなくてよい。続きが読みたい。
秘書と坊ちゃんの話は何かの続きだっけか。検索してみたら、『マイ・ボディガード』の短編の続きらしいね。
彼岸花の庭の話は若干いまひとつだった感じ。
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結構以前の作品の続きが多い?花音で犬山家の話もやっていたよねそういえば。最強の美メガネ三木をもう一度みたいのはやまやまだが、しかし以前の大学生編を見て、犬山と三木は高校生じゃないとキラキラしないような気がしてしまったんだよなあ…や、勿論出たら読むのだけれど。