穂波ゆきね・桜木知沙子『てのひらの星座』
穂波さんはがんばってると思う。原作が遺憾と思う。
主人公の悩みだけが延々と描かれてる印象があり、漫画である必然性が感じられない。穂波さんの少女漫画チックなエクリチュールでなんとかやっと漫画として成り立たせているというか、それでごまかせてる感じ。瑞穂の描写ばっかりなせいで、円ちゃんの性格とか、なんで瑞穂が円ちゃんに惹かれたのかとかもよくわからん。星とか天文学関係のモチーフも全然活きてないし、タイトルも含めてとってつけたよーな印象。
しかしあれだ、わたしは穂波さんの漫画はやはり好きらしい。いい原作に出会ってほしいなあ。