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[ 読書/BLコミック ]

藤たまき『夏の名残りのばら』

 全プレ全サとかの情報もかくといいかもしれない。
 今日は麗人festaの小冊子・sideAがとどきましたv…ちょっと薄いけど400円だったから仕方ないか…。
 少し前にはCharaの大和名瀬・無口な恋の伝え方小冊子がとどいたのだけれど、こっちもちょっと薄かった…500円だったけど…。なんにしても同人誌よりよほど高いよなあ。

 評価高いみたいだしバイオリンの表紙なので興味を惹かれて買った。
 お話自体はすごくよかった…のだが、これはBLなのか…???ニアBL時代のキャラの作品なのかなあ。

 かけだしバイオリン職人のデータと、飲んだくれのあやしい男・アッシャに養われてるバイオリンの天才ルース。ルースは有名教師にその才能を見出され、ルースがバイオリンをひくのをいやがるアッシャをごまかして音楽学校に入るのだが、実はルースの亡き兄マリスが一世を風靡した天才バイオリニストだったと知って云々。

 お話の筋自体は前述のようによかったことはよかったんだけれど、わりとありきたりで先が読めて、兄の名声と周囲の勝手な期待とかに潰されかけて、でもデータやアッシャの助けで自分の音を取り戻す、みたいな(ネタばれですが…。
 しかしそれはともかく。…データとルースは結局親友どまりなのか???と…。
 あとアッシャとルースの関係が最初は不透明だったので、これでデータ×ルースはニアCPどまりでアッシャ×ルースだったらどうしよう…と思っていたら、アッシャはしっかり保護者だったのでよかった。
 というか、むしろアッシャがルースの保護者をしているのはルースの兄マリスのためでもあったので、ていうかこのアッシャ×マリスの兄CPのほうがむしろちゃんとBLぽくって、すごくいい…!天才ではかなげで弟のために孤軍奮闘なマリスと、天才でたぶんマリス大好きででも見守るしかできないアッシャ…ステキだ…!でもアンハッピーエンドが確定してるしスピンオフとかはあまり読みたくないな(シーナのホライズンみたいに。

 アッシャのストラディヴァリウスがコーヴェットって書かれてるんだけれど、調べたらこれほんとにあるのね…ちょっと違和感があるけれど、しかしストラドと書かれている以上、架空の愛称つけられてもやっぱり違和感があるかもなあ。

 あと夏の名残りの薔薇って曲もほんとにあるのかな…と思って調べてみたら、庭の千草のことだった。あれアイルランド民謡だったんだね。原題は"The Last Rose of Summer"というんですな。こういう翻訳ものの童謡っていいよね。

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