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[ 読書/BLコミック ]

秀良子『金持ち君と貧乏君』

 この作家さんは水と油な二人シリーズをやってるのかな(笑
 貧乏くんがとっても気になる金持ちくんが、校内で商売するなとかなんとかからんでるうちに、実は祖父同士が淡い恋愛関係で、金持ちくんのおじいさん=高校校長が貧乏くんに恋人の面影をみてしまい、云々。

 なんか微妙~…な…。
 祖父同士の話はともかく、現代の話に金持ちくん祖父がでばりすぎ。そして、過去の美少年ふうに作画されるのがなんだかな。祖父視点ではそういうふうに自分と貧乏くんを見てる、という描写なんだろうけど、あんまし活きてないというか、祖父視点って要するに祖父同士の恋愛を書くべきパートなんだけど、そしてそれは最初から終了しているわけで…そして客観的には、孫同士の恋愛にくちばしはさむお爺さんなわけで…なんだかいまいち読んでてしっくりこなかった。
 ツンデレけっきょくすなおな金持ちくんはよかった。
 貧乏くんはにぶいというか、ちょっとむかつくほど鈍である…。いいキャラなんだけど、ちょっと突き抜け過ぎというか。そして、金持ちくんもいってたように、待たせ過ぎである。

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