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[ 読書/BLコミック ]

阿仁谷ユイジ『カンゴク69』

 ナイチンゲールは夜に啼くは、出張イメクラで疲れた男達を攻めまくって癒している主人公が、母の担当看護士に一目惚れして云々、という話でベタながらなかなか面白かったのだが、よく読み返してくるとほとんどお話がない…。イメクラ描写がすごく長く、看護士がどういうひとなのか、看護士はなぜ主人公に惚れたのか、とかぜんぜん書かれてない。まあ問答無用の一目惚れ、というありようではあるのだけれど、それにしてもあんまりにも何もないので、広がりはない感じ。

 表題作は監獄のような予備校で、もともとゲイ?のこが同室のこに片思いしてたのですが、性欲のかたまりな相手もノリノリでそんなことに。ちょっとアホっぽいコミカルな話で、同室の残りの三つ子とかちょっと阿部さんに似てておかしかった。

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