もろづみすみとも『ねがったりかなったり』
パティスリーの先輩はいじわるばっかりするのですが、どうもゲイで自分のこと好きらしいのです。自分はゲイじゃないけどなんかセンパイ気になるし、センパイの昔の知り合いの有名パティシエとかも来たりなんだり。
絵がかわいらしく、まつげも抒情的なのに、がっつりすね毛を描くというのはなんかちぐはぐで異様な感じをうけてしまう。そういうアンバランスさが持ち味…という気もしないし、お話的にも絵柄的にもふつーにかわいい系一直線でいいと思うんだが。
お話はなんかノンケ攻めもゲイ受けも自分勝手な行動が目立ってる印象で、まあそういう恋愛のエゴがでちゃう部分がテーマなんだろうけど、キャラを好きにはなれないよね。雰囲気マンガ的なとこもあるので、攻めの受けへの気持ちもいまいちよくわからないというか、それはただの執着じゃないの?という印象ものこった。
しかし、ふたりがつきあいだした頃の不安定で不安な感じとかの描写はうまいなあと思った。