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[ 読書/BLコミック ]

紅蓮ナオミ『社長はエロシック』

 表題作はとっても面白かった。
 元ホストの秘書×美人社長。
 1ページ目にある秘書の募集要項が、「攻として男性相手の×××が好き、得意な方。就業時、随時本番可能な方。云々」と、1コマ目から既に大変におかしい話だった。
 仕事としてしっかり考えて社長を抱く、というのがばかばかしく大変面白かった。ギャグがきっちりうまくハマってた。
 そして何がいいかって、受けが男らしいのがいい!後書きにもあったけれど、この作家は言われてみれば確かに受けがかわいらしいのが多かったなあ。でもこの作家はカッコイイ受けの方が絶対うまいと思う。
 しかしこのタイトルは…実在の病名を使ったとしてもまずかっただろうが、なんだか軽々しくてよくない気がする。

 保健室を(そういう意味での)休憩部屋にして儲けてる保険医×知らずに保健室に来てしまった生徒の話は、そこそこに面白かった。特に一話目は、受けが気骨があってよかった。でも保険医の金の亡者ぶりの印象が強いせいか、あまりラブな感じがしなかった…。

 海賊のコスプレをした、おかしな日本語を話す金髪碧眼ロシア人×何かのはずみで間違って舟にまぎれこんでしまった大学生?の話は、作者は気に入っているそうだがあたしはいまいちに感じた。攻めの船長が暴漢に掘られるのと、暴漢と船長と受けの3Pがあるのがなんかスゴかったが。

 作者紹介のところのコメントが、典型的な山羊座A型なので描いてるものとは真逆だったりします…というのが、ある意味それはそうだろうというか、そりゃあ普段からこんなテンションでは大変なことになってしまうでしょうよ、というか。

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