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[ 読書/BLコミック ]

角田緑『私情占有率』

 面白かったですよ。

 この作家は、『アイはどこいった?』はとっても好みで『Open air』はそこそこ面白く、『本屋さんでGO!』『縁は奇なモノ美味なもの』はニガテだったので、何がニガテなんだろう?ツンデレがだめなのか?と思っていて、まあそうなのかもしんないのだけれど、別の区分をすると、どうやらダリアコミックスはとりあえず全部オッケー…なのかな?と思った。

 ビール会社営業×小売店の販売員。
 やり手の販売員とうわさの受けは、どうやら枕営業がきくらしいとうわさされており、攻めは本気をみせるために受けとそういう関係をとりむすぶ。が、それはただのうわさだとわかってからもどうも受けが気になってしまい、一方過去の手痛い経験から恋はしないときめてる受けも、妙に攻めが気になって云々。

 ふつーのノンケリーマンでまじめな攻めも、天然なとこもありつつ過去の傷からかたくなになってて自分の気持ちにも気づけない受けも、かわいくてよい感じ。ふつーに面白かった。ただ、末尾がその後の書き下ろしもあるものの、なんだか物足りない。この二人の場合、エロはもう結構なので、日常的なその後のデートとかのほうが読みたかった。

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