西村しゅうこ『麗しき罠』
某一族の後継者争い中に、ワナにかけられて一族を追放されてしまった受け。数年後、一族経営の高校に呼び戻されて許してもらえたのかも…とか思ってたら、後継者に決まった元幼なじみが登場して云々。
この作者のこういうベタな設定は、たいてい設定がトンデモだけれどやっぱり安心するなあ(笑。
現総代表がおじいさんなのになんで後継者は孫世代の高校生なのか、父世代はどうしたのかとか、いろいろあるんですが、いいのです。しかし、受けがワナにかけられた時の現総代表の短慮さはひどい…まあ、あそこで追放されないとお話にならないけどね…。
攻めは普通のセレブだし、受けは時々我を通すものの基本受け身で、総代表に逆らおうとも反論しようともしないし、二人ともキャラ的な魅力はあんまし感じられなかった。