鹿乃しうこ『Punch↑』2
美男大好きダメゲイ建築家×ガテン系かつかわゆい系若者の同棲のつづき。
困ったネコ目顔の受けがあいかわらず可愛い。
受けの保護者気取りな友人とか受けの初恋の元ヤクザとか出てきて攻めきりきりまいまいな感じでありつつ、攻めはあいかわらずいろんないい男に目移りしつつ受け大好きな感じ。
後半は受け初恋話の読み切りで、あたしもやはりこういうのはあまり好きではない…。
---
過去の恋を書く作家はけっこういるけど、なんでなんだろうね。読者よりも作家のほうが生みの親な分キャラべったりで、しかしだからこそ過去に対してまで考え深くなってしまって、結果つきはなしたような客観的な過去の恋語りをするようになるんだろうか。なんか、愛が深まって一周まわって突き放した描写におちつくというのは、不思議だがなわかる気もする。なんとなく。恋人への愛がつきぬけてうちの子扱いになってしまったんだな、というか。