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[ 読書/BLコミック ]

語シスコ『超天国 ドヘブン』

 何と言いますか、あああたしはこれからも語シスコの新刊買ってはがっかりということを何度でも繰り返すのだろうなあ、というのが感想なのですよ。

 表題作は小デブ系オタク家電量販店の販売員×オレさまアイドル俳優。それはいいんだが、オタクのデザインが定まらず、ふつうの攻め顔になったりデブになったりで、なんとも想像しづらくキャラがたってない感じ。あまりキャラデザにいろんなパターンのある作家ではないので、こういう攻めはいろいろ無理があるのではと思った。
 そして、受けはワガママすぎる。これまでだったらワガママ受けにもかなりガッチリキャラの濃い攻めがくっつくことでワガママも目立たなかったのだが、攻めがいまいち薄いので受けがなんかただムカつくだけの受けになってる気がする。
 あとがきによれば、作者はこの攻めを随分気に入っているらしいのだけれど、脳内の攻めをきっちり作品内に出しきれてないのではという印象だった。

 併載の高校生CPとその祖父の淡い恋の記憶の除霊ものは、なんかいまいち焦点がボケてる気がした。高校生CPは祖父の陰にかくれて印象うすいし、祖父についてはちょっとものたりないし。どっちのCPも中途半端な印象。

 …あたしの愛した語シスコは一体どこに行ってしまったんだ!なんか凶悪な箱が元凶か!

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