深井結己『その唇に夜の露』
中学校?時代の同級生、メガネリーマン×バス運転手。
昔元同級生のメガネをタンホイザーしたことがあったバス運転手。ある日長期出張でこの地に来ていたメガネが偶然受けの運転するバスに乗車、乗客がすべて降りた後終点への途上で犯されてしまって云々。
過去のタンホイザー事件と今の偶然的な関係とがあいまって、非常に深井結己らしいダークな話だなあ…と読んでいったら、回想に入って、…どう考えてもメガネが悪いでしょう、これは。
まあ勿論だからといって強姦はゆるされることではないけれど、中学時代のメガネの仕打ちは友達としてもやってはいけないことだし、受け(当時攻め)が怒ったのは当然だろうと思う。
そんなわけで非常にシラけてしまって、いまひとつでした。
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どうも最近花音で描き始めた作家がどれもこれもダメな気がしてるんですが。深井結己も西田東も明治カナ子も、花音で描いた作品は他社作品とはダンチで出来が悪い気がしますが…。