高井戸あけみ『王子が愛したスパイ』
わー!マイベスト美メガネ・三木が主人公の本ですよ!
しかし、一冊まるまる犬山×三木なのに、ブレックファストクラブシリーズとは書かれなくなっちゃったんだなあ。なんだか淋しい…。
化粧品会社の研究員になった三木と、なんかゲームでひと山あてたりフリーのプログラマだったり探偵会社つくって遊んでたりする犬山の話。松本と飯塚も探偵会社でバイトする大学生として登場。
以前の『ドアトゥドア』の時も思ったけれど、やはり高校卒業してからは、つまらなくはないけれどなんか足りない感じで、やはり高校までのBFCシリーズには及ばないかなあという印象。BFC読んでない読者にはどうなんだろうなあとも思う。高校時代を知らない読者には、三木とかたんなる暴力メガネなんではなかろうか。いや、暴力メガネなんですけど。
でもそれでもやっぱりこのシリーズすごく好きなので、また書いてくれたらうれしい。
というか今回など、近所の書店で購入して読んだあとに、大型書店でペーパー(ネコミミ三木のミニマンガ)つきのものを見かけて、結局二冊目を購入してしまいましたよ…。BFCはなんかもう麻薬なのですよ。