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[ 読書/BLコミック ]

大和名瀬『便利屋さん』

 レーベルのつながりなのかどうかはわからないのだが、『さあ恋におちたまえ』に続くハイクオリティBLだなあと思った。

 あめ玉で子どものお願いもきいちゃうような、気のいい町の便利屋さんが、友達がほしいというメールにかけつけてみたらきれいなお兄さんでした。酔った弾みで冗談でメールしてしまったという受けっこ、もとい依頼人ですが、後日再度呼び出されます。お兄さんは実は父の会社で常に気を張りどおしなので、ちょっと誰かに甘えたくなったというのが実情でしたが、便利屋さんはそのかわゆさにノックダウンです。

 という、便利屋お兄さん×かわゆい専務な1CPめは、とにかく専務のかわゆい不器用さ、言葉行動のつたなさがかわゆくて仕方ないです。メールの誤字?とかおかしいし、ごつい時計して、「こうしてると柴くんぽくていい」とかちょうかわゆい。不器用キャラは萌えだと、以前からうすうす気づいてはいましたが、再確認です。おまけ漫画の社長を目指す理由とかもアホかわゆい。

 2CPめのおっさん×若い便利屋さんは、攻めがちょっと妙なかんじという気がして、おまけの4コマまで読んでああやっぱりちょっと変な人だ、と思ったりした。

 お話は全般に面白かったのだけれど、なんだか絵は不安定な気がした。大和名瀬の絵は髪型ですごく印象がかわってしまうのだが、髪型が不安定な絵が多く、印象が一定しないかんじ。
 あと専務のようなやや大人っぽい受けは、最近の大和名瀬に多いキャラな気がするけど、どうも時折ショタっ気がのぞいてしまう気がする。個人的に大人受けのほうが好きというのもあるんだけど、安定した大人受けの絵で読みたい。

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