京山あつき『さよならBaby』
ショタというかなんというかBLでもないというか…
リーマン×リーマンの彼氏、に、+中学生のいとこ、とりあえず。
中学生のいとこを預かるハメになっちゃったリーマン、二人のどきどき微妙な心の動き、を京山あつきらしいライトでコミカルかつ電波なエクリチュールでさあどうぞ、という感じ。
第一話くらいは、すげーワガママな中学生と全然優しくないリーマンの掛け合いがなかなか絶妙で、中学生が布団敷きながらべそかいて、既に睡眠中のリーマンに「てつだってよ…ねえ!」とかのしかかってたあたりは、おバカでかわいいかも…と思ったけれど、けれど。
後半にいくにしたがって、リーマンの彼氏が不憫で不憫でいい奴で…(笑。リーマンの扱いもヒドイし中学生はワガママだけどちょっとカワイイし、それを傍観しなきゃいけない彼氏がただただカワイソウ。なのに中学生にほだされてる…いいひと!(笑
仮面ティーチャーの短編は相変わらずギリギリで面白かった。
まだ自分の性癖に未自覚な師岡が小学校の教育実習に来て、キラッキラしている生徒達を見て
「なんだかわからんが…すっ…ごいいいところだ」
とか言ってるところがすごい可笑しかったというか…ちょっと判る(笑(判っていいのか???(いや、それにわたしの場合は小学校ではない(あとわたしの場合はいろんな事情でそこまでピュアに喜ぶことは出来なかったのだけれど。
…でも判る!判るぞ!!!(だってだから覚悟を決めたんだもの!!!