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[ 読書/BLコミック ]

仲郷たけこ『わんにゃん日和』

 イヌとネコの男夫婦と、二人のかわゆいネコ息子の家族に、イヌの年の離れた弟がくわわって、ほのぼのな日常。

 なんとなく微妙な…。なんだろう、ほのぼのまったり、を期待してい読んで、そういうとこはまあそうだったかなとは思うんだけど…。
 大人CPは、ツンデレぎみ受けネコというのはベタだし、家事一切がニガテで料理をすると爆発する、とかいうのもお約束過ぎる…。イヌは器用でいいお父さんでネコにベタぼれなんだけど、なんかそのほれっぷりもベタというか。あとネコの元教え子でまだ大学生という設定はひねりはあるけど、浮いてる幹感じというか、そういうひねりが欲しいわけではないんですけど…という印象。

 子どもCPは、天然かわゆい子ネコが、怪力で怖いものなしというのがベタ…。子ネコ大好きでいいとこ見せたいのにうまくいかないヘタレな弟イヌは、自分が男の位置にたとうとしすぎて子ネコに女の子の役割をあてようとしすぎてちょっとウザい。
 しかし、この作品のびみょうな違和感は、この二人の関係で見るのがわかりやすいかも。子ネコの最強っぷりに弟イヌがガクブルしてんのとか、ベタで古くさい感じというか、なんとなく内輪受けっぽいというか…こう、子ネコかわゆくていろんな意味で最強よね、というのをこちらが感じる前に先回りして表現されてしまって、ああそうなのね、としか思えない感じというか。なんか全般にそんな印象があった。

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