高井戸あけみ『好きになったら10まで数えろ』
高井戸あけみはいいなあ。このタイトルもいい。
表題作、友人と同居中のイケメンメガネ医大生×お隣さんリーマン。リーマンは同僚との微妙な関係もあってセクシャリティに迷い中で悩み夢遊病気味。雨の日に医大生を家に入れたらゲイでして。
攻めの加賀美がどこかで見たような…でも高井戸あけみってどこかでみたような顔多いし…でも名前にも覚えがあるし…と思ってたら、ああ!『プリンスチャーミング』のちょういい感じだったアテウマか!ていうかこのあとがき…ほんとは加賀美がプリチャで攻めの予定だったんですか…!どうりでアテウマにしてもいい感じすぎたと…ていうか攻めがイマイチだったと思ったわけですね…。えーウッソ、加賀美攻めでプリチャ読みたかったなあ…担当さんわかってないよー(涙。そして、そう気づいてしまうと、本作も物足りなくなってしまった…。
乙女イケメン課長の話は面白かったけど、乙女趣味がオチになっててもったいなかった。素直純粋な受けリーマンもありえなくてよい。続きが読みたい。
秘書と坊ちゃんの話は何かの続きだっけか。検索してみたら、『マイ・ボディガード』の短編の続きらしいね。
彼岸花の庭の話は若干いまひとつだった感じ。
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結構以前の作品の続きが多い?花音で犬山家の話もやっていたよねそういえば。最強の美メガネ三木をもう一度みたいのはやまやまだが、しかし以前の大学生編を見て、犬山と三木は高校生じゃないとキラキラしないような気がしてしまったんだよなあ…や、勿論出たら読むのだけれど。