藤たまき『不思議ポット』1
この表紙にこのタイトルであまりといえばあまりなほどにダイレクトで、しかしだからこそ惹かれた気がする。
骨董研究部の高校生と、魔法のポットから出てきたジン、あとは主人公のポットをねらうわるい部長と、主人公自身をちょっとねらうたよれる幼なじみとか。
で、ジンはお助けマンで、改心した部長もしくは幼なじみと恋愛するのか、はたまた恋愛はあまり前景化しないニアBLなのか…藤たまきって、たぶん一、二冊はよんでると思うんだけど、どんな作風だったっけ、BLしっかり書かない人だったっけ…とか思いつつ読んでたら、後半であまりにダイレクトにBL展開っぽくなったんで、ビックリかつ面白かった。ていうか、その展開もふくめて、主人公がぶっとんだ元気キャラで、普段こういうキャラはあんまり好きではないのだけれど、なんだか憎めないし、このキャラを活かした展開が面白かったのでよいと思った。