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小鳥衿くろ『カンパリ・サイダー』2

 雑誌で見ていたのでわかっちゃあいたけれど、もう見ているだけで悲しい気持ちになってきた。というか表紙からひどいよなぁ。何で買っちゃったんだろう。なんだろうあの出来の悪いポーズ集みたいなところは。あの空転するお話は。あのきもちわるくなってしまったキャラたちは。一応全部読んだけど。一巻の前半くらいまではあんなにきらきらしていたのだけれど。この人もうだめなのかしら。もったいないなぁ。

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20070908
作者の方が亡くなったということを知りました。上記の文章をこのままにしておくことは淋しいので、追記します。
詳しい事情はいまだわかりませんが、しかしそれでもなお、ご病気をおして作品を書いてこられたのであろう作者の方と、そうしてつづられた作品(カンパリ2をふくめて)を何らかの判断のもとに出版された方々に、敬意を表したいと思います。
(ただ、テクストを流通にのせる以上は、上記のわたしのような感想をもつ読者も当然出てくるわけで、それは仕方のないことだと思います。テクストは作家の作品であるだけではなく、もっとさまざまなものが介在した(引用された)存在を持っていると考えるからです。また、いくらブログ上のたあいない感想とはいえ、わたしのテクストにたいする考え方・対し方をまげるのも、却って失礼にあたると考えます。なので、上記の感想には手を加えません。
つつしんで、ご冥福をお祈りいたします。

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コメント

間違えた入力すいません。
私も同感です。あの話を聞くまでは、
小鳥衿さんがだいぶ前から鬱病になっていたなんて。
だから、あんな作品になってしまったんだと納得しました。
鬱病の治療は、休職と薬だけらしいんです。
なのに仕事していた、いつだか吐血して胃潰瘍だかなってしまったって休載ページ読んだ事思い出したんです。
それが作品に影響したんだと思いました。
可哀想だなって、作家さんだからたぶん私達には、
想像できない繊細な所があるのかなって、
早い完治を祈ります。

>たくさん
書き込み&情報ありがとうございます。
小鳥衿さんの作品はほとんどコミックスで読んでいた(カンパリの
ラスト辺りだけ本誌で読んだのですが)ので、
作者の方の事情は存じませんでした…ご病気だったんですね。
カンパリ・サイダーの初期や海辺の町のお話がとても好きなので、
ゆっくり静養なさって、また素敵なお話をのんびり描いていただけるとよいなぁと思います。

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