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[ 読書/BLコミック ]

梶本潤『ブラザー&ブラザー』

 嶋田尚未『誘惑しないで』は、10人の兄弟姉妹だったけれど、こんどはほんとに11人の兄弟か… (笑、血のつながりはないけれど。

 双子が施設に往診してくれるせんせいの家にもらわれたらなんかお兄さんたちがかわいがってくれてというかかわいがられてしまって云々。

 双子はみんなに好かれようと健気な兄と、好意もうたがっちゃう反抗期な弟で、あんまし顔が似てないのがビミョウ。というか成長後が、頼りがいのある文武両道な兄と、かわいい系で料理のうまい弟になっていて、そのちぐはぐさは面白いんだけれどやはり違和感もある。

 それにつけても多人数兄弟ものなのに、全員血のつながりがない(孤児をどんどんひきとったバージョンの多人数兄弟)と、ただの共同生活っぽくてなんだかなあという気もする。やはり兄弟ははんぶんでも同親であってほしいし、双子はすくなくとも外見はそっくりでいてほしい…。

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