国枝彩香『番人』
表題作は近代?華族っぽい青年と、アルビノで別荘に閉じ込められてる弟、弟の面倒みてる浅黒い肌の使用人のはなし。兄→使用人→弟にみえて、しかし?という感じで、作者のいうとおり、耽美だった。おもしろいけれど、ちょっとわかりづらい。使用人は兄のことどう思ってたんだろう。あと、弟も。まあそのわかりづらさが耽美の担保でもある気がするけど。
他の短編も基本耽美だったけれど、最後の不細工特集アンソロの話が…(笑。不細工特集その2を見ていたのでまあ不細工っぷりは予想の範囲内だったんだけど、スペースオペラだったのはびっくりした(笑。
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本仁戻もそうだけれど、耽美BLてどうしてもあざとくなると思うので、けれどそのあざとさをねじ伏せるほどの萌えとか作者の力量が必要な気がした。どっちもすきだけど(笑