明治カナ子『惑溺趣味』
今回もいいお話がいっぱいあって、アンハッピーエンドぽいのはひとつだけで、とてもよかったですv
表題作はパトロンのおじさま×学費がほしい大学生。イロニックなやりとりしつつ、嫌われたくなくて甘えられない受けとか、実は影で大変な攻めとか、とてもよかった。古めの作品ということもあってか、ちょっと『キモチの行方』とかを思い出した。
大学生の友人同士のはちょっと薄目だった。
大学教授がアングラな術で人の身体を借りて、研究室のメガネ院生にうまくお持ち帰りされて後悔する話はとてもよかった!その後も読みたい!(笑、カバー下にすこしあったけれど。
ペットロスの金持ち×その犬の生まれ変わりだと思われてるフリータの話は、ちょっとオカルトっぽくてかなり面白かったけど、攻めは受けが犬でなかったらダメなんだろうなあとちょっと淋しい。
材木屋の中学生の話は淋しい…。