やまねあやの『クリムゾン・スペル』2
なんだか話の展開がよくわからなくなってしまったので、一巻から読み直そう…アレ、一巻…どこ…。
というわけで仕方なく二巻を読んでみたら、一巻も発見したのであわせてよみました。
ファンタジーとしての展開は、魔神が封じられている魔剣の呪いを解くために旅をしているバルドとハヴィ、が魔剣を利用したい奴等につかまってしまう、というところ。BLとしてはハヴィがそいつらにつかまって、記憶を失ってバルドと戦う羽目になり、しかし捕らえられたバルドを見ているとなぜか気になるの、というところ。
正直どちらもベタだしあんまり面白い展開でもないんだけれど、でもあっさり及第点は超えてるというか。そもそもこんなドのつく直球なファンタジーBLは他にないし、あっても読み続ける気になれる作品にはならない気がする。だからやっぱりやまねあやのじゃなきゃこのファンタジーBLはいろんな意味(商業的にも内容的にも)で成立しないよなあ、という気がするなあ。だってこの絵を見てるだけでも楽しいもの。そこそこの内容にこの美麗な絵、なら、作品全体としては及第点というか、むしろかなりポイント高いと思うのだ。
つまり、面白かったというよりは、楽しんで読みました。