夏目ココロ『王様の学校』
少し前に読んだ。
王や王位継承権のある人間が帝王学などを学ぶための学校というのはなんとも無理のある設定である。せめて教養オンリーだったら納得もするのだが。更にその学校がある王国が設置したものだというのがなんとも。他国の王はよその国のそんな学校に入ることに疑問を感じないのだろうか。しかも全寮制ではないらしいのも何かよくわからない。というわけで、設定からしてちょっと正直稚拙だなと思った(設定から文句つけるんなら読むなよと言われそうですが、裏表紙の梗概からはここまでとは思わなかったのだ。
お話の内容も、奨学制度をつかおうとしたら手違いでその学校に入れられてしまった庶民と、その国の王との友情とかそういう感じなんだけれど、どうもやはりツメが甘いしあんまり面白くなかった。
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ところでこのレーベルは別にBLではないのかな?