蛇龍どくろ『シュガーミルク』
こないだこの作家の作品をはじめて雑誌で読んで結構面白かったのでコミクスも買ってみた。
短編集、ちょっと傾向も雰囲気も出来もばらつきがあって、全般的に完成度がいまいちというか。あとがきにスランプ時期があったみたいなこと書かれてて、ちょっとがっかりしてしまった。
表題作は、ゲイ→ノンケのゲイが及び腰でノンケのほうががんばる感じで、特に可も不可もなく。カラオケ屋バイトの頃のゲイはちょっと色っぽくてよかった、というくらい。
先生と天才児の話とか、犬を介して知り合う話とか、短編にしても雰囲気だけすぎてお話もキャラも書かれてないので面白みも萌えもなく。
先輩とかわゆい後輩の話はちょっとよかった。これに限らず、この作家は高校生ものが読みたい気がする。