諏訪絢子『神をも畏れぬその所業』
山の中で巫として育てられた姉弟、巫女の姉が一日でもいいから外界に出てみたい、というので、事情で力を失った弟は、セレブの交流用学校みたいなとこに姉が滞在しても大丈夫かどうかの偵察に出かけた(女装で)のですが、なんか欧州某国の王子に男だとバレたり押し倒されたりでして。
同人誌っぽいというか、キャラの設定や性格とかお話の展開とかそれぞれ迷子、という印象。すごくつまらない、というわけでもないのだけれど。
弟はかつらや女装をすぐにやめちゃうし、男子の格好してるのに男だとバレただのなんだのの話になってもちょっとついていけない。王子はスケコマシ認定されてるっぽいのに、自己認識がよくわからん。結局王子が弟をどう利用しようとしてたのかもあいまいなまま終わってしまったし、ページがたりなかったのかなんなのか。