ミエノサオリ『花影の記憶』
幼なじみの貴族の子と執事の子兼ガーデナーみたいな。
昔は他意なく仲良くしてたんだけど、大きくなっちゃうとそうもいかず…って故郷か!魯迅か!
まあなんだ、BLにはよくあることですが。ていうか故郷がBLなのか(勿論冗談ですよ、冗談。
それはさておき、これまた貴族物BLにはよくあることながら、熱烈ラブな貴族にたいして、執事は彼のために身をひかねば、と思い込んでて、かえってそれが攻めに大迷惑をおよぼすという、受けもうちょっと周り見ろ系のお話なので、ちょっと読んでてイライラさせられる。ので、個人的にはイマイチだった。
ふんわりした雰囲気と昔の少女漫画みたいな絵はちょっといいけれど、絵にも設定にももう一歩独自性がほしいなあという印象だった。