鈴木ツタ『WORK in』
仕事のできる年上上司はちょっとニガテ、だってかわいくて困っちゃうんだもん…という1CPめは、ノンケ上司とゲイ部下が互いに困って遠慮したりがんばったりする感じでかわいかったのだが、なんだか全般的にポエムが多過ぎだった…。こんな作風の作家さんだったっけ。ポエムが多くてキャラの掘り下げが物足りなくて、あとくっついてその後どうなったのかももうちょっと読みたかった。
その受けの行きつけのゲイバー常連の、舞台の大道具をしている・恋がしたいイケメンゲイ×バーの近所の・よく見ると美人な子持ちタバコ屋さんは、タバコ屋さん実はゲイかもしれなくて、でも攻めはどうせ趣味じゃないんでしょ?とか攻めの浮き沈みが激しかった。受けが指摘するように攻めが独りよがりな面もあって、やっぱりその辺りはポエム的。でもタバコ屋さんの娘とか面白かった。これもくっついて終わりっぽいのでもうちょっと読みたかった。