鈴木ツタ『3軒隣の遠い人』
帰ってきたらナデナデしてやりたいのだがそんなことしたらきっと大変だ!
よくできたお兄ちゃんの親友で三軒となりの幼馴染が気になって、こっちむいてほしくてなんかいろいろして結局おしたおしてみて怒鳴られて引越しして会えなくなっちゃう。社会人になって、ふたたびマンションの三軒隣りのお隣さんとして再会。
過去の話と今の会社での人間関係の話と今の幼馴染との話、とみっつの位相の話があって、試みとしては面白いけどやはり今の幼馴染の描写がたりなくてキャラがつかみづらいしよくわかんないので感情移入しづらい。主人公の攻めがコワモテで、性格とか言葉遣いがものごしやわらかなのがなんだかよかった。