日羽フミコ『生徒に教わる個人授業』
表題作は、生徒に惚れてしまったのを隠さなきゃと思ってる先生と、あの先生自分に気があるんじゃね?と気づいてからかってたらむしろ追いかける側になっていた生徒。
ういういしい高校生カップルが上下でモメる話はちょっと面白かった。
スーツ屋の店員と本社から来た指導係のセンパイの話は、スーツ萌えの店員はいいけど、あんまし活きてない気もした。センパイがスーツなのはあたりまえだし…。
泣き虫だった幼なじみがカコよくなってもどってきてタイムカプセルあける話は、なんかちょっとクサいというか…お話のキモにこういう子どものときの手紙とかが出てくるのはあんましすきじゃないかもしれん…。
全体的に、お話の展開の仕方も絵も、なんだかこなれてない感じがしてしまった。