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[ 読書/BLコミック ]

門地かおり『生徒会長に忠告』1~3

 やー、門地かおりはすごかったのですね。今まで読んでなくって後悔です。

 のほほんなイモっこなのに、なぜか男をひきつけるフェロモンをふりまいてる生徒会長・国斉さん。会長を押し倒した副会長が罷免されてしまい、会長の部活の後輩・知賀くんが急遽副会長に登用される。痴漢ストーカーにあいまくりな会長をフォローするため、会長といっしょに登校するうちに知賀は、このさえない先輩のいったいどこにチャームが…?とか思ってたらなんかドキドキしてきましたよ!!
 三巻まで読んでみて、一巻のこの会長の魅力にあらがおうとしてる知賀と、自分のフェロモンにも知賀の動揺にも何にも気づかない国斉という状態が一番面白かった。

 国斉のぼけぼけなのに色っぽいというキャラが、キャラ描写でも絵でもしっかり描かれててすごくよい。
 知賀は、メガネで、女顔なのに上背合って迫力あって、これまたすごくよい。長めのオールバックふうな髪型もすきだ…あれ、あたしもしかして、フジミの桐ノ院圭は、髪型も好みだったのかな。
 それはさておき、髪が長めの攻めは好きです。そして、カチューシャ(あれはカチューシャって言わないのか?)とかヘアピンしてる男の子は現実でもとってもすきです(笑、小池徹平とかね。なので、最初のあたりでカチューシャしてる知賀がとっってもよかったのですvそれ以降しなくなってしまって残念です。

 そういうことになりましたが、お互い自分は本命ではない、と思い込んでああだこうだ。

 やることやっちゃってんのにくっつかないというのはBLならではという気がしますが、この二人だとなんだかかわいくっていいですな。知賀の悩ましい恋愛はとってもかわいいです。むらむらしてばかりで気持ちがぜんぜんおいついてない国斉も、ボケボケなキャラが活きてて面白いです。

 柔道部の行事で、町祭りに女装でパトロール。
 何がスゴイって、知賀も国斉も一巻ほぼまるまる女装してるってとこがスゴイ。雑誌では一年以上女装しっぱなしだったんじゃないかなあ。

 やはり国斉が気持ちを自覚してしまってから、ちょっとすれ違いが余計にしんどいかんじになってきてしまったというか、定型BLっぽくなってしまった気もする。
 先輩の大学生CPが出てくるのだけれど、なんかこのシリーズは個人的には脇CPはない方がいいなあ、という気がした。なんというか、一貫して国斉がすべての中心な印象で読んでたせいかも。

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