英田サキ・山田ユギ『たかが恋だろ』
主人公は、亡き妻の兄のヤクザにたすけられつつ、幼稚園児をそだててる。日息子の同級生の叔父が実は中学校の同級生だったのだけれど、卒業の際に一方的に縁を切られててあれはなんだったの?
オビの石原理の言葉にもあるが兄がよすぎる。攻めはあんまし個性がない…受けもあんまし個性がなくないか。なんか展開しかない感じというか、お話も、キャラの個性もうすくてあんまり印象に残らなかった。兄にまつわる筋がいちおうあるけれど、恋愛面がなんかうすいというか。攻めはこの受けのどこがそんなにすきだったのか。受けはなぜ同性をうけいれられるのか、攻めをどこでどうやって好きになってたのか。よくわからん。こうしたいくつかの疑問には、すべて「これがBL作品だから」としか答えようがないような気がした。
あと、やはりあたしは子持ち設定は地雷みたいだ…。