長門サイチ『幸運の理髪師』
これはかなり前に読んだ。ドナドナスペースを整理していて感想書くの忘れてたのに気づいた。や、ドナドナスペースですけど、そこそこ面白かったのです。
うつむきがちなもっさり高校生が、ある日ふらっと立ち寄った床屋さんで美形理容師に長くなってた髪をきってもらったら実は超イケメンで、高校卒業後はあっとゆうまに売れっ子俳優になったのですが、もちろんステキ理容師さんにめろめろなのです。
一途わんこ年下攻めともともとゲイな若干乙女思考な受けで、売れっ子俳優が下町の床屋さんに通いつめで、というわりとありがちな話ではあるけど安定感はあった。床屋の常連のおじいさんたちが二人を応援してくれててカワイイ。
巻末のビジュアル系バンド?のギャグ小ネタはちょっといまいち…。ボーカルの子持ちネタがあったせいか。コンビニ店員さんへのささやかな恋心とかゆきずりオッサンを襲う話はよかったかも。