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[ 読書/BLコミック ]

沖麻実也『デミアン症候群』1~6

 これも一巻をキャラの小冊子フェアのために購入。以前からこの作家さんが気にはなっていたのでちょうどよかったし。で、既刊揃えた。読んだ。天使の話かと思ってたら違った(笑。あれは角川か。

 しかし…この作家のコミクス買うの初めてなんですが、まあ雑誌とかイラストとかで見かけてはいたので予想&期待してもいたのですが、あれですね、ものすごい80年代っぽい…。センパイのバンド名とか歌詞とか、あと扉が閉まる擬音が「BATAN」とか。「バタン」でなくて「BATAN」。
 まあ、いい(@ル、以下省略。

 ストーリーは…小学校時代、無鉄砲一匹狼な城一郎と、それをフォローしてた親友の東だったのだけれど、城父の仕事のための唐突な渡米で別れ別れに。高校生になった城は、東に会いたくて単身日本にもどってきて東の高校に編入、しかし東はなんか人が変わったように冷たい人間になってて云々、というふたりを中心とした男子校+寮での日常とかそんな感じ?

 いまいちよくわからんというか、論理的な展開よりも勢いが大事なのかな、という印象。勢い、それも主にそれぞれのキャラの感情のままに展開が進んでく感じで、特に城一郎とか時々自分の気持ちによっぱらいすぎなんではないか(勢いまかせだからケガしまくりなんだろうな…笑)と思うくらいなのだけれど、それにある程度以上乗れれば楽しめるのだと思う。や、あたしはそこそこに面白かったです。
 東は他者からの影響を受けないようにひとりで立って生きて行きたくて、でも愛憎あい半ばする感じで城一郎が気になってしまってて、城の方は東と近づきたくて、でもそのために自分もしっかりひとりで立っていられるようにならなきゃ、という感じだろうか。
 なんか本誌を見たら、東がいまだに城一郎を置いて行こうとしてるっぽいので、まだまだ終わらなさそうだなあ、と思った(笑。どうするんだろうね。

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