倫敦巴里子『はなのうた』
この作家さん初めてかも…というか巴里さんと勘違いしていたかも…。
内容は、表紙を見て思ったとおりの感じで期待通りでしたv表紙で真面目そうな絵だなーと思ったのですが、お話作りも地道に面白い、という感じで、やっぱり絵は作風を表すなあ、と思いました。
呉服屋の息子が、華道家兄弟の優しいお兄さんがずっとすきでつきあい始めたもののフラれてしまったところへ、いっつもいじわるな弟・おないどしがじゃあ口説くぞ、ずっと好きだったんだとか言い出しまして。
受けは性格も外見も地味っぽいので、なんで二人に(それぞれ意味は違うけど)好かれているのかもうちょっと描写がほしかったなあ。
華道家弟は美形らしい。カワイイツンデレちゃん。
その後のエピソードやあとがきにもあるとおり、お花CPだなあ(笑。
お兄さんがよくわかんない。たんに受け(推定)かわいーからオッケーしちゃったけど、やっぱ自分ヘテロだわ、と思ったのか、それとも受け(推定)はほんとは自分の弟のがすきなんではと思ったのか(これはないか…)、それともたんに言ってるとおりなのか…。
ただ、絵がちょっと面長すぎるかなあというのと、三人とも高校生くらい?と思ったくらい幼い感じだったのが、ちょっと残念。基本的には真面目なデッサンの絵でかわいすぎないのもいい感じだし、好きな絵なんですけどね。
他にも、高校生同士のそつのない人気者×そばかすメガネくんとか、ごく普通なリーマン上司×ちょっとひねくれ?なゲイの後輩とか。それぞれ面白かった。