徳丸佳貴『楡崎教授の昼下がりの研究室』
少しだけ本誌で読んだことがあって、で、失礼ながらプロファイリングの要素にはほとんど期待していなかったんだけれど、トンデモなのは勿論で、そして半分以上オカルトだと思えば(プロファイル中の人格になりきっちゃうあたり)その辺も意外と面白かった。ただ、その辺に触れた上で恋愛描写も盛り込んで、さらに事件も一つではなくいくつか手がけて、という感じで一冊の中でちょっとばたばたしすぎで、どこもここも薄味な印象。特に、キャラの掘り下げが物足りない。教授のダメっぷりが物足りないし、助手の性格付けもイマイチわからん。
…ところで。おしかけ助手なんておいしすぎてありえないー。おしかけてでも助手になれるもんならなりたいー(笑、笑えないよ!