内田カヲル『飴と鞭』
相変わらずゴツいオイサンが若者に愛されまくる一冊。
だけれどなんか前よりも読み応えがあった気がしたのは、表題作がちょっと絡め手から攻めてたからだろうな。
表題作は生徒×教師、受けはかわいい高校生に惚れてしまったのがバレて、壮絶にSMプレイとか調教とかされてキモがられて、だのに時々気まぐれのように優しくされたりするという。若者攻めがすごい幼い顔で描かれてたのと(&その後のちょっと大人びたメガネの攻めがメチャかっこよかった)、いつもみたいにオッサンに直球メロメロではなかったのが面白かった。アテ馬の教師の書き方とか、やはりこの作家はどうしてもポルノ書きだよなあ(よくもわるくもですが)とか思った。
他はなんかやっぱり若者がメロメロな話も多かったけど、前妻の置き土産な義理息子×警官義父、息子の結婚前日、とかもちょっと異色で面白かった。
あと、PNがかわって、絵(ギャグ顔)が変わったのだろうか?と思った。