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[ 読書/BLコミック ]

山中ヒコ『ギブズ』

 記憶喪失のヤクザは同じ組だったらしいメガネに助けられたのですが、二人のいた組をつぶした敵の組に狙われているということで、メガネによってマンションに軟禁生活。手下を蹴るわ人を騙すわなメガネヤクザにだまされていたされつつ、自分にだけはやさしいメガネに微妙な気持ちになりつつ。

 …なぜメガネがアレしたのかがよくわからんかったので、いまいち感情移入できなかった。他はかなりよかったんだけどなあ。主人公にあうまではメガネが損得でしか動かない男だったっていうのはわかるけど、そこまでの見返りあるかな?判断甘いだけにも見えるし、主人公のせいですでに判断くるってきてたとかならまだわかるけど。いずれにしても、もうちょっと理由付けがほしかった。というかもっといえば、メガネがあんなことしなきゃいけなかったかわいそうな理由とかあったらよかったのに…そしたらめちゃくちゃ好みな作品になってただろうと思うと、相当惜しい…。
 ていうか敬語の後輩とか、めちゃジョルノじゃんね(笑。主人公はアバッキオに似てるのはおバカなとこくらいだけど(おバカ呼ばわりは愛情表現ですよ。
 そんなわけでちょっと消化不良なのです。

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