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[ 読書/BLコミック ]

野原滋『愛とは美味なるものである』

 目が青くかわった性質から一人で神社に暮らす受け。宝物殿の淫魔の壺を興味本位で開けたら何か出てきたけれど、実は魔王で。
 淫魔と勘違いの辺りはコメディタッチだし、魔王が現代のものに驚いたりするあたりは典型的な展開という感じだったんだけれど、後半が結構壮絶。一人で神社を切り盛りするとか地元の有力者が支援しているとか妙な暮らしぶりの理由が後に判明して、かなりかわいそう受け。魔王の顛末もすごい。お話の収集という点でも、この二人の恋愛ものという点でも、よくこの結末におさまったなあ、と感心してしまった。

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