すずはら篠『月の在処』
あとがきに書かれているとおり確かに医者率が高い。が、表題作は違うんだな。
表題作はなぜかさほど印象が残っていない。
その弟の朱鷺の話は、そうくると分かっていても朱鷺が事実を知ったことにカタルシスを感じてしまった自分が情けなかった。面白かったけど。病気の妹はどうなるんだ~というのも気になるし、朱鷺と兄の再会話が読みたい。
最後の話がなぁ~。萌えるんだけれど、切ないというか、正直最後のシーンがよくわからない。「最期まで」というセリフは、彼はもう長くはないということ?誤読かなぁ…。