深井結己『秘書とボディガード』
作者が後書きに書いてたように、まるまる一冊ヘタレ年下×年上メガネしかなかったね、そういえば(笑。だがそれがいい。最近のこの作者は、以前ほどには救いのない結末を書かなくなってきたような気がするので助かる。
表題作の、ある目的をもったボディガード×議員秘書→議員とか、議員の息子×ある目的があって攻めをカテキョ後、某大学理事長の愛人とか、それぞれに面白いのだが、高校生の後輩×先輩の攻めが、あまりヘタレでもなくとってもかわいくってよかった。このCPのういういしいダメっぷりは、なんとなく紺野けい子の『可愛いひと』を思いだした。