葛井美鳥『ラストマスター』
『レンタル・ラヴァー』と同じ世界の葛井美鳥のアンドロイドもの第二弾?
アンドロイド会社社長の息子は、アンドロイドを利用する人間とかアンドロイドが主人のためになんでもしてしまうことに嫌悪を覚えるようになり、ボクシングで身を立てようとするも、実家の追手を恐れてアングラな賭ボクシングの選手をしてる。そこに護衛のためといって社のアンドロイドがやってきて云々。
アンドロイドはいいね。アンドロイドは心をうるおしてくれる。リリンの生んだ萌えの極みだよ。
護衛アンドロイドの気遣いはどうせプログラムなんだろ?という、ベタながらアンドロイド萌えの重要な要素がとってもよいですね。作者もアンドロイド萌えの人らしいので、きちんと萌えツボをわかってくれてる感じですね(笑。この作者にしては受けがショタっぽくないとこもいいですv
かつて友だちだったアンドロイドが、主人公が思いやりを見せたために人間のいいように使われることが苦しくなって逆恨み、社と主人公の命をねらう組織をつくり云々、というあたりも萌えですね。こっちのアンドロイドはおんなのこですが(笑、ですがって何だ。
あと、父社長の遺した秘書アンドロイドが、父への忠誠心で役目をおえたいというとことか、主人公にも結局なついて護衛アンドロイドと主人公をめぐり火花をちらす、とかいう展開もいいですね。
敵組織とか秘書アンドロイドとか、この先の展開に期待なのです。