山本小鉄子『明日はどっちだ!』5
顕がデレるというので楽しみにしてたけど、思っていたほどではなかったというか、顕は顕だった(笑。ツンデレというか、ムッツリデレという感じだった。
顕がデレるというので楽しみにしてたけど、思っていたほどではなかったというか、顕は顕だった(笑。ツンデレというか、ムッツリデレという感じだった。
途中で飽きてしまって、読みきれなかった。キャラ設定だけ盛り込んでとっちらかった感じ。台詞での説明が多い。原作小説が先にあるのかな。
つとめているクラブに毎晩いて女の子とっかえひっかえしてるチャラ男に、ひょんなことから手作り朝食を食べさせてもらって親しくなって。
面白かった。展開がややぎくしゃくしているというか、朝食を振る舞うのとか少々唐突な気はした。受けは遊び方がへたな印象になってしまっている気がして、中身が不器用なのでわからなくはないんだけど、ギャップ萌え的には表面上もう少しうまく振る舞えるキャラでもよかった気がする。
なんか全般にすごい汗だくな印象で、夏のお話だっけ?浴衣イベントとかあったから夏か。
月の王のうさぎを使役する男が主人公の、御伽噺のオムニバス。
雰囲気がよい。BLっけは薄め。
古中華風。毒を餌として美しい羽になる鳥を育てていて、ある理由から引退して武人になった男が、兄の残した鳥とかかわることに。
絵がきれいなんだけれど鳥の構造がよくわからなかった。
売れない若手俳優が売れっ子俳優の付き人になってマイフェアレディされていく話。
面白かったんだけど、受けがあまり可愛くないというか花がないような…。
父親が経営しているボクシングジムのトレーナーをしているゲイの受けが、道端でロシア系のチンピラの喧嘩に巻き込まれ、その才能に一目惚れ。
とにかく絵もお話も素晴らしい。この作家さんはほんとストーリーテラーで絵もうまいしいいですね。
お話はすごく特色があるとかではないけれど、設定や描き方がしっかりしていていて骨太。攻めが巻き込まれた団体が少々わかりにくかったのと、兄の感情とかもわかりづらくてメンバーの描写がもうちょっと欲しかったけど、でもあまり書き込まれると辛かったかも。攻めが地下闘技場に行ったときはもうカタギに戻れないのかなと思ってたけど、最終的にはトップの判断だけで動いている感じの団体だったってことなのかな。
キャラもみんないい。受けは凛々しく可愛く、けれど弱い部分もあって普通の人なんだけどいい。攻めは数奇な運命をたどっているのに地に足がついている感じがするし、攻めの内心を描くための、テレビゲームをプレイしているちび天使とちび悪魔という発想がすばらしい。そしてかわいい。どうやら理性=機械的判断=天使、感情=無駄なもの=悪魔という分担をしてきているようで、だから悪魔のほうが人間味があってかわいいというのもいい。いや天使もかわいいけど。
裏ではえっちな配信もしてるネットのオメガアイドルに会えることになってワクワクなオメガの話。
後半わりと壮絶。攻めの容貌が謎で、なぜ受けが気づかないのかとか不思議。結構展開がややこしくて少々わかりにくいこともあり、もう一度読みたい。
高校生カップル、攻めには忘れられない人がいるのはわかってはいたけど…。
えー。つらい。攻めの忘れられない恋愛の話が半分以上を占めているのと、受けが菩薩過ぎて簡単に受け入れちゃうのがつらい。
攻めにとって受けが一番になったこととかその経緯をもうちょっとしっかり描いてほしかった…。受けの苦しみも描いてほしかったけど、それもかわいそうだしなあ…。
天使がかわいい悪魔を拾って天界に持ち帰り。
悪魔の父親のこととかいろいろ設定があるけど、どれも浅くて薄い印象だった。天使が悪魔に惚れたのもかわいがっているのも印象が薄い。